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カウンセラーの自己開示で失うもの ~檜原先生のスーパーヴィジョンを受けて~

駆け出しの心理士です。縁あって檜原先生のスーパーヴィジョン(SV)を受けさせて頂いています。

今回のSVを通して、私はカウンセラーの自己開示によって失われる機会や関係性があることに気付きました。実際の自己開示場面では、その開示によって面接の焦点がクライエントからカウンセラーに移らないかとか、自己開示の目的の妥当性について検討した上で開示したつもりでした。また、自己開示によってCo-Cl関係に自分の意図した変化が起きたため、自分としては「意義のある自己開示だった」と思い、SVの中で報告したのです。

しかし、Co-Cl関係に起きた変化は、カウンセラーが自己開示をしないと得られないものだったのか?というと、かなり怪しいです。檜原先生から、「自己開示するのではなく、〇〇についてよく知ってるカウンセラーとしてふるまうこともできたかも知れない」と言われてハッとしました。

自己開示のネガティブな影響は以下のように様々あるということです。

①クライエントがカウンセラーとの境界を侵してしまい易くなる。
②グループ療法に参加するなどしてクライエント同士の交流があると、不公平感が生じる。
⓷クライエントがカウンセラーに対してステレオタイプを持つと、転移を扱いにくくなる。

ここまで聞いて、自己開示によって、私自身もクライエントにステレオタイプを押し付けてしまい易くなることに気付きました。クライエントのユニークな思考や生活環境を知ろうとする自分自身の動機づけが、自己開示によって意図せず下がったことに気付いたのです。クライエントのことを知っていく過程で得られるはずだった驚きや関心の高まり、共感の機会をいくらか失ったように感じ、悲しい気持ちになりました。

そして、そうした機会を失ってまで手にしたのが、ひと時の緊張からの解放だったのだと思うと、なんともやりきれない残念な気持ちになりました。

心理士として働き始めたばかりの私にとって、こうした失敗は悔しいですが日常茶飯事です。この失敗から学び、カウンセラーとして成長したいと思います。責めるでもなく、自らで気付く機会を与えてくださったスーパーバイザーに感謝いたします。
2020年4月
M.Yさんより

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